EX-501は2液型のエポキシ樹脂系塗料です。仕上がり具合及び寿命は下地の状態で大きく変わりますので、適切な下地処理を行って下さい。
施工工程
工程 |
作業項目 |
作業内容 |
1.下地調整 |
下地クラック・凹凸部補修・水分乾燥・油分脱脂・清掃 |
欠損部のパテ盛り
凸部・旧塗膜・貧弱部のハツリ |
2.マスキング |
塗装境界線 |
マスキングテープ・ビニールシート貼り |
3.下地処理
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プライマー塗布 |
プライマー塗布・乾燥
(プライマーの使用方法厳守してください。) |
4.下塗り塗装 |
EX-501塗布 |
ローラー、ハケで塗装し養生してください。 |
5.上塗り塗装 |
EX-501塗布 |
ローラー、ハケで塗装し養生してください。
※硬化前にマスキング除去 |
※施工工程「5.上塗り塗装」の目的は下塗りで出来たピンホール補修と床の平滑性を向上させることです。
取り扱い上の注意
○作業者は塗料が直接皮膚に触れないよう不浸透性の手袋・帽子などの保護着、保護めがねなどの保護具を着用して下さい。
○熱源付近での作業は避け、作業場所及び付近は火気厳禁です。
○作業場所は常に換気を行って下さい。
作業時の注意
○主剤容器の天板を缶きり等で取去ると、硬化剤を全量投入して配合容器として使用できます。
○セット単位以外で配合する場合は主剤・硬化剤を秤で計量し、配合比を厳守してしてください。
○EX−501はむやみに溶剤等などで希釈しないで下さい。
○配合液は速やかに塗布し、使い切って下さい。
○塗装後の硬化時間は気温で異なります。養生時間は充分取って下さい。
○温度が5℃以下では反応(硬化)が進みませんので塗装は避けて下さい。
○EX−501は反応型の合成樹脂塗料です。計量・配合・塗布に使用した機器類は塗料が硬化する前に溶剤等で洗浄して下さい。硬化した塗料は除去が困難です。
施工方法
1.下地調整
- ○表面に何らかの塗装又は処理がされている場合は、テスト施工による接着強度の確認が必要です。新設のコンクリート床は表面のレイタンスをペーパー掛けなどで除去してください。
○下地の脆弱部、浮き上がった旧塗膜がある場合はサンダー、ケレンなどを使用して除去して下さい。
○不陸、クラックはパテなどで補修して下さい。
○水分は良く乾燥させ、油分は脱脂して下さい。
2.マスキング
○養生テープマスキングテープなどで塗装境界線を作って下さい。
3.下地処理(P又はPW30プライマー塗布)
- Aプライマー主剤と硬化剤を秤で計量し、撹拌機で充分配合して下さい。
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プライマー主剤 |
プライマー硬化剤 |
重量配合比 |
1 |
1 |
可使時間 25℃ |
約8時間 |
乾燥時間 25℃ |
約1時間以上 |
B配合した液をローラー、ハケで薄く均一に塗布する。厚塗り、液溜りを避ける。
吸い込みが激しい場合は再度塗装して下さい。
C歩いてもベタ付かなくなるまで養生して下さい。
4.下塗り塗装(EX-501塗布)
*1回の塗布量は0.16kg/m2以下としてください。
- A主剤は成分が分離している場合があるので予めよく撹拌しておいて下さい。
B主剤容器の天板を缶きり等で取去り、硬化剤を全量投入し撹拌機で充分配合(2〜3分程度)して下さい。
※セット単位以外での配合は主剤と硬化剤を秤で計量し、撹拌機で充分配合してください。
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EX-501主剤 |
EX-501硬化剤 |
重量配合比 |
3 |
1 |
可使時間 25℃ 1kg |
約8時間 |
硬化時間 25℃ |
約1時間以上 |
C適時配合液を撒き、ローラー、ハケで均一に塗布してください。厚塗り、液溜りを避ける。
D上塗り塗装は下塗り塗装が硬化してから行ってください。
5.上塗り塗装(EX-101塗布)
- @「4.下塗り塗装」の工程@〜Cを繰り返してください。
A養生テープ、マスキングテープなどは塗装が硬化する前に除去してください。
A養生後、塗装が降下していることを確認してから使用してしてください。
*この施工書は標準的な施工方法を説明したものです。施工に際しては気温・気候など現場の条件を考慮し対応して下さい。
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