三協薬品TOPページ > 製品案内 > 加熱硬化型耐熱封止用エポキシ樹脂 MS210 MS211A MS211B
加熱硬化型耐熱封止用エポキシ樹脂 MS210 MS211A MS211B

用途
電気注型、コイル封止や電気回路封止剤として使用が期待できます。



特徴
本製品は絶縁性が高く機械的強度に優れた固形片が得られます。
高温で加熱硬化することにより優れた耐熱性を持つように設計されております。
常温での可使時間が長く低粘度のため、作業性に優れております。
加熱硬化しても収縮の少ない設計になっております。
黒色に着色されておりますので光の遮断やブラックボックス化が可能です。
真空脱泡を行う際、泡抜けが良くなるように設計されております。
難燃性※1に優れた硬化物が得られます。

※1 難燃性V-0級とは
JIS K6911規格 プラスチックの難燃性試験に準じた試験において、接着剤テストピースをガスバーナー炎にて10秒間燃焼後のテストピース自体の残炎時間が10秒以内である等基準を満たしている。



代表性状
性状項目 MS210主剤 MS211A硬化剤 MS211B硬化剤
外観 黒色粘稠液状 淡黄色液状 淡黄色透明液体
粘度 25℃ 28,000 mPa・s 60mPa・s 200mPa・s
重量配合部数 300部 100部 4部
可使時間 100g80℃ 30分
配合粘度 mPa・S 25℃ 1,700 mPa・s



代表物性値
項目 80℃×2時間+110℃×8時間養生品 110℃×40分養生品 110℃×90分養生品
硬度 デュロメータD 25℃ 87 87 87
熱変形温度 ℃ 110 94 97
引張り強さ MPa 32 --- ---
曲げ強さ MPa 86 --- ---
線膨張係数 /℃ 3.8×10-5 --- ---
硬化収縮率 % 2.4 --- ---
体積抵抗率 Ω・cm 1×1015 1×1015 1×1015



使用方法
@ 本製品には主剤にフィラーが含まれており継時変化により缶内で分離沈降しますので、1缶を1回の混練で使い切らない場合には缶内を均一な状態に撹拌してから使用して下さい。

A 気温、配合量によっても変わりますが、可使時間を目安として一度に使い切れる量の主剤と硬化剤と促進剤を準備してください。

B Aで準備した主剤と硬化剤と促進剤を、全体が均一な状態になるまで混練してください。

C 可使時間内を目安として被着材への注入・塗布・接着等を行って下さい。

D 加熱硬化を行うことで高い耐熱性を得ることが出来ます。養生温度が低く、養生時間が短い場合には耐熱性が低下いたしますのでご注意下さい。



使用上の注意
本品をご使用の際は下記の点に注意してご使用ください。
・製品安全データシートを確認の上ご使用ください。
・塗布面の材質によっては本製品により変質する場合があります。予め目立たない場所などで試して問題ないことを確認後使用ください。
・取り扱いには不浸透性の手袋や保護メガネ等適切な保護具を着用して下さい。
・保管は開封済み、未開封に関わらず風通しの良い屋内の冷暗所にて保管してください。




会社概要アクセスマップ採用情報サイトマップこのサイトについて個人情報保護についてお問い合わせ
Copyright(C)三協薬品株式会社